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酒(さけ)とは、エタノール(酒精、エチルアルコール)が含まれた飲料でありアルコール中毒、アルコール性肝障害やアルコール依存症の精神疾患の原因薬物である。「お酒」という丁寧な呼び方もよく用いられ、「酒類」や「アルコール飲料」とも呼ばれる。また、ソフトドリンクに対してハードドリンクとも呼ばれることもある。なお西洋ではワインに相当する語彙が総称として用いられることがある。

日本の酒税法では、アルコール分を1%以上含む飲料と定義され[1]、酒税の課税対象となっている[2]。そのためアルコールを10%以上含み江戸時代には酒であったみりん(本みりん)は、調味料として使用される場合でも酒税の課税対象となる[3][note 1]。

製造方法や原料等は多種多様だが、原材料から発酵によってエチルアルコールを生成することで共通している。酒の製造および販売は、多くの国において法律(日本では酒税法や未成年者飲酒禁止法)により規制されている。


缶チューハイに記された点字「おさけ」また、近年では、ジュースなどとの誤認を防止するため、果汁を配合したチューハイやカクテルなどの容器の前面に「お酒」と表記されたり、缶入りビールやチューハイなどの上部に点字で「おさけ」などの表記がされるようになっている。

なお、酒を飲む代金のことは「のみだい」ではなく「飲み代(のみしろ)」という。酒の代金のことは「酒代(さかだい)」という。

参照:wikipedia   
酒とアルコール
酒とは、エチルアルコールを含んだ飲料のことである。以下、特に断らない限り、アルコールとはエチルアルコールのことを指す。

日本では、「アルコール度数」を含まれるアルコールの容量パーセントで「度」と表す。正確には、温度15℃のとき、その中に含まれるエチルアルコールの容量をパーセントで表した値に「度」をつけて表す。販売されている酒の多くは、3度(ビール等)〜50度前後(蒸留酒類)の範囲であるが、中には90度を超す商品もある。日本の酒税法では、1度未満の飲料は酒に含まれない。なお、日本酒には「日本酒度」という尺度があるが、これは日本酒の比重に基づくもので、アルコール度数とエキス分(酒類中の糖・有機酸・アミノ酸など不揮発性成分の含有量)に依存する。

英語圏では、度数のほか、アルコールプルーフも使われる。USプルーフは度数の2倍、UKプルーフは度数の約1.75倍である。英語圏で degree や ° といえばプルーフのことなので、注意が必要である。

酒に含まれるアルコール分はほとんどの場合、酵母による糖のアルコール発酵によって作られる。(テキーラは例外的にザイモモナスと呼ばれる細菌をアルコール発酵に使用している。)果実から作られる酒(ワイン)は、果実中に含まれる糖分から直接アルコール発酵が起こる。しかし、麦・米・芋などの穀物類から造る酒の場合、原材料の中の炭水化物はデンプンの形で存在しているため、先にこれを糖に分解(糖化)する。糖化のためにはアミラーゼ等の酵素が必要である。酵素の供給源として、西洋では主に麦芽が、東洋では主に麹が使われる。


酒の分類
酒は大きく分けて醸造酒・蒸留酒・混成酒に分かれる。醸造酒は単発酵酒と複発酵酒に分けられ、複発酵酒は単行複発酵酒と並行複発酵酒に分けられる。

醸造酒:原料をそのまま、もしくは原料を糖化させたものを発酵させた酒。
単発酵酒:原料中に糖分が含まれており、直接発酵するもの。
複発酵酒:穀物などデンプン質のものを原料とし、糖化の過程があるもの。
単行複発酵酒:糖化の過程が終わってからアルコール発酵が行われるもの。ビールなど。
並行複発酵酒:糖化とアルコール発酵が同時に行われるもの。清酒など。
蒸留酒:醸造酒を蒸留し、アルコール分を高めた酒。
混成酒:酒(蒸留酒が主に使われる)に他の原料の香り・味をつけ、糖分や色素を加えて造った酒。
蒸留酒のうち、樽熟成を行わないものをホワイトスピリッツ、何年かの樽熟成で着色したものをブラウンスピリッツとする分類法がある。ただし、テキーラ、ラム、アクアヴィットなどではホワイトスピリッツとブラウンスピリッツの両方の製品があり、分類としては本質的なものではない。


酒の原料
糖分、もしくは糖分に転化されうるデンプン分があるものは、酒の原料になりうる。脂肪分やタンパク質分が多いものはあまり向かない。

ブドウ、リンゴ、サクランボ、ヤシの実などの果実。米、麦、トウモロコシなどの穀物。ジャガイモ、サツマイモなどの根菜類。その他サトウキビなどが代表的な原料である。また酒造の副産物として得られる酒粕・ブドウの絞りかすなどから、二次的に酒を造り出すこともある。クリなどの堅果類、樹液や乳、蜂蜜を原料とした酒もある。

原料によって酒の種類がある程度決まる。

果実原料のもの
ブドウ
 ワイン
 ブランデー(蒸留酒)
 ピスコ(蒸留酒)
リンゴ
 シードル(アップル・ワイン)
 カルヴァドス(蒸留酒)
ナシ
 ペリー(またはペルー)
穀物原料のもの
 米
  清酒
  米焼酎(蒸留酒)
  紹興酒
  泡盛(蒸留酒)
  マッコリ
 大麦
  ビール
  モルトウイスキー(蒸留酒)
 トウモロコシ
  バーボン・ウイスキー(蒸留酒)
  高粱
  白酒(蒸留酒)
副産物原料のもの
 酒粕
  粕取焼酎(蒸留酒)
 ブドウの絞りかす
  グラッパ(蒸留酒)
  マール(蒸留酒)
その他
 サトウキビ
  ラム(蒸留酒)
  カシャッサ(蒸留酒)
樹液
 リュウゼツラン
  メスカル(蒸留酒)
  テキーラ
 ヤシ
  メープル
 乳
  馬乳酒
 クミス
  アルヒ(蒸留酒)
 蜂蜜
  ミード
しかし、ジン・ウオツカ・焼酎・ビール・マッコリなどには、穀物や芋類など異なった原料のものがあり、必ずしも原料によって酒の種類が決まるわけではない。また、原産地によって名称が制限される場合がある。たとえばテキーラは産地が限定されていて、他の地域で作ったものはテキーラと呼ぶことができずメスカルと呼ばれる。


酒の歴史

古代
酒の歴史は非常に古く、有史(文字の歴史)以前から作られた。

人類が最初に造った酒は蜂蜜酒だという説がある。水で薄めた蜂蜜は、自然酵母の働きで酒になるからである。また、サルが木の洞に果物を集めると、その果汁が発酵して猿酒になるという伝説があるが、これは疑わしい。いずれにしても検証されていない。

 また 口噛み酒が起源と言う説も有り 南米 アジア アフリカのごく一部で現在も行われている各種穀物を口に入れ噛み砕いた後 瓶や甕に吐き出し集め発酵を待つという原始的な酒造法が低アルコールながら有史以前に広まっており 古代日本でも巫女がその役を務め 「醸す」の語源となっていると言う説もある

2004年12月、中国で紀元前7000年ごろの賈湖遺跡(かこいせき)から出土した陶器片を分析したところ、米・果実・蜂蜜などで作った醸造酒の成分が検出されたという報告があった。いまのところこれが考古学的には最古の酒である。

オリエント世界では、紀元前5400年頃のイラン北部ザグロス山脈のハッジ・フィルズ・テペ(Hajji Firuz Tepe)遺跡から出土した壺の中に、ワインの残滓が確認された。また紀元前3000年代には、シュメールの粘土板にビールのことが記録されている。シュメールの後を継いだバビロニアで、最古の成文法であるハンムラビ法典の中にビール売りに関する規定が記されている(第108条〜第110条)。

エジプトでは紀元前2700年頃までにはワインが飲まれていた。ツタンカーメン王の副葬品の壺からはワインが検出されている。またビールも広く飲まれていた。ピラミッド工事の労働者たちにはビールが支給されていたらしい。オリエント世界ではブドウの育つ場所が限られるので、ワインは高級な飲み物であり、ビールはより庶民的な飲み物だったらしい。

中国において殷・周のころ、酒は国家の重要事である祝祭において重要な意味を持っていた。非常に手の込んだ器である殷代青銅器のうち、多くのものは酒器である。

『論語』には、「郷人で酒を飲む(村の人たちで酒を飲む)」などの記述があり、紀元前5世紀頃には一般的な飲み物になっていたらしい。

ギリシア・ローマは、ブドウの産地ということもあり、ワインが多く生産された。それらはアンフォラと呼ばれる壺に入れられて、地中海世界で広く交易されていたらしい。酒の神ディオニソス(ギリシアではバッカス)が信仰され、酒神を讃える祭りが行われた。

古代バビロニア時代に、香水を作るための蒸留技術があったという説があるが、 蒸留の技術は、3世紀頃のアレクサンドリアの錬金術師たちには既に知られていたと推測される。

ローマ帝国は、イギリスをはじめヨーロッパの各地を支配下に収め、その過程でワイン生産の技術を伝えた。フランスのボルドーやブルゴーニュなどではそのころからワインの製造が始まっている。 なお、イギリスは気候の低温化によりブドウが栽培できなくなりワイン生産は廃れた。


中世
10世紀以前には蒸留酒が発明されていた。それは錬金術師が偶然に作り出したものだといわれる。 ラテン語で蒸留酒はアクア・ヴィテ(生命の水)と呼ばれた。それが変化してフランス語でオード・ヴィー、ゲール語でウシュクベーハーになり、今日の様々な蒸留酒の区分ができた。

1171年、ヘンリー2世の軍隊がアイルランドに侵攻した。その時の記録によると、住民は「アスキボー」という蒸留酒を飲んでいたという。これが「ウイスキー」の語源となる。

沖縄(当時は琉球)では、若い女性が口の中で噛み砕いた木の実を唾液とともに吐き出し、それを醗酵させた「口噛み酒」なるものを中国の使節へ供したという記録がある。


飲酒と人体
詳細はエタノールと人体を参照

摂取した酒に含まれるアルコール(エタノール)は、主に胃と小腸粘膜で吸収される。

吸収されたアルコールは迅速に酸化されアセトアルデヒドとなる。しかし、一度に大量のアルコールを摂取すると代謝が間に合わず、血中アルコール濃度が上昇を始める。血中のアルコールは中枢神経系を麻痺させ、酩酊や急性アルコール中毒を引き起こす。

アルコールの代謝物であるアセトアルデヒドも高い毒性を持つ。飲酒後の頭痛・不快感などの原因はアセトアルデヒドである。またアセトアルデヒドには発がん性が有り、飲酒によって膵臓がん、口腔がん、食道がん、咽頭がん、大腸がんなどの発症が高くなる。アセトアルデヒドはゆっくりと酸化され無害な酢酸となる。

恒常的に飲酒を繰り返すと、アルコール依存症となり、肉体(主に肝臓・神経系)、精神双方に多くの疾患が発生する。


精神、心理状態を変化させることなどもあって、飲酒は様々な文化と関わってきた。元来は酒のもたらす精神変容は宗教体験や呪術と結び付けられ、非日常の宗教儀式用に摂取されるものとされていたと考えられる。今日でも様々な文化において様々な伝統宗教や祭祀習慣に酒類が欠かせないものとなっているし、飲酒にまつわる儀礼にはそうした宗教・祭祀慣習とのかかわりが深い。

その一方で、原材料となる穀物や果実の生産力の増大に伴い、酒類は儀式・儀礼以外のときにも飲用される一種の日常化が起きた。アルコールによる精神変容も日常生活で体験されるようになり、酔っ払いの奇行は、喜劇などにおいても良く用いられるモチーフとなった。

「ヤケ酒」(自暴自棄な気持ちで飲酒すること)、「飲み会」(飲酒を中心とする会合)、など飲酒にまつわる習慣を表す語彙も多くあり、また、映画、テレビ番組などフィクションにも飲酒の様々な場面が登場する。また、睡眠を促すための飲酒は「ナイトキャップ」と言う。ただし、アルコールの特性上、作用時間の消失後は、かえって覚醒を促すため、おすすめできない。

もちろん酒類が日常化し、晩酌(夕食時に(しばしば日常的に)飲酒すること)する人や酒飲み(日常的に飲酒をする人)が存在する今日においても、酒類の儀礼性、宗教性は濃密に残っており、「おとそ」のように特定の祝い事と結びついた酒があり、また非日常的飲酒を行うためのバー、パブ、居酒屋、スナックのような飲食店も存在している。

日本では宴会や各種行事などで、なかば強制的に飲酒させる慣習が見られたが、最近は急性アルコール中毒や飲酒運転による死亡事故報道の増加や、アルコール代謝酵素の欠落症の存在が広く知られる様になった事で、酒席でのノンアルコールも認められる様になっている。

参照:wikipedia   
蒸留酒(スピリッツ)
ウィスキー
  スコッチ
  バーボン
  カナディアン
  アイリッシュ
 ラム酒
 カシャッサ
 ウォッカ
 ジン (蒸留酒)
 テキーラ
ブランデー
  コニャック
  カルヴァドス
 アルマニャック
 ラク
 アラック
 ウーゾ
 短寺領
 白酒 (中国酒)
 焼酎
 泡盛
  古酒
醸造酒
ビール
  発泡酒
果実酒
 ワイン
  シャンパン
  発泡ワイン
 シードル
 甘味果実酒
 紹興酒
 日本酒
 どぶろく
 みりん
 本直し
 屠蘇
リキュール
 チューハイ
 梅酒
 カンパリ
 キュラソー
 コアントロー
 カクテル
 馬乳酒
 パチャラン
 
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